オーストラリアでのワーキングホリデービザは、1年間の滞在が基本ですが、一定の条件を満たせば、2年目や3年目のビザ延長が可能です。延長するためには、指定の仕事や地域で一定期間働く必要があります。今回は、オーストラリアのワーホリビザ延長の詳細について、具体的な仕事の内容や体験談を交えながら解説します。
ビザ延長の条件
オーストラリアでワーホリビザを延長するためには、指定された仕事(特定の業種)を指定地域(Regional Area)で、一定期間働くことが条件となります。この条件を満たせば、2年目、さらには3年目のビザの申請が可能です。
延長のための対象となる仕事
延長の対象となる仕事は、主に以下の3つのカテゴリーに分かれます。
- ファーム作業(農業)
農場での収穫や種まき、植栽、家畜の世話などの仕事が該当します。特に、果物や野菜のピッキング(収穫作業)は、ワーホリの延長を目指す多くの人に人気の選択肢です。果樹園やワイン農園、畑などで季節に応じた作業が行われます。 - ファクトリー作業(工場)
加工食品工場や製造業での仕事も、ビザ延長の対象になります。ファーム作業に比べると天気に左右されないので自分でビザのカウントが簡単です。ただし、工場によっては寒い環境で働くこともあり、作業内容によっては集中力を要することが多いです。 - 指定地域のホスピタリティ
指定された地方地域にあるリゾートホテルやレストランなどで働くホスピタリティ関連の仕事もビザ延長の対象です。このカテゴリーは、農業や工場の仕事に比べて、比較的肉体的な負担が少ない場合が多いですが、シーズンによっては忙しい時期もあり、長時間働くことが求められることもあります。私は、この方法でセカンドもサードもビザの要件を集めました。
延長申請に必要な勤務期間
ビザ延長のためには、一定の勤務期間が必要です。以下はその基準です:
- 2年目のビザを申請するには、88日間(約3ヶ月間)以上、指定の仕事に従事する必要があります。
- 3年目のビザを申請するには、6ヶ月間以上、指定の仕事を続ける必要があります。
この期間は、同じ場所でなくても、複数の場所での作業を合算することができます。また、週に何日働いたかによってもカウントされる日数が変わるため、計画的に働くことが重要です。
私の体験談:指定地域でのホスピタリティでビザ延長
私の場合、ビザ延長を目指して指定地域のホスピタリティの仕事を選びました。私は、主に地方のリゾートホテルやロッジで働き、その際にビザ延長に必要なペイスリップ(給料明細)を集めました。ホスピタリティの仕事は、農業や工場作業に比べて、体力的には楽な部分もありますが、忙しいシーズンには長時間勤務が続くこともあります。
特に観光シーズンには、リゾート地での仕事は忙しくなりがちです。しかし、私は自然に囲まれた環境で働くことが好きだったため、指定地域で働くことがあまり苦痛ではありませんでした。実際に、リゾート地での生活を楽しみながら、延長に必要な日数を無理なくクリアすることができました。
ただ、他のワーホリメーカーの中には、指定地域での生活や仕事が合わず、辛いと感じる人もいるようです。特に、農業作業や工場作業は、体力的にも精神的にも負担が大きいことがあり、友人から「とても大変だった」と聞くことも多々ありました。そうした状況に備えて、自分がどのタイプの仕事に向いているかをしっかり見極めることが大切です。
私が2年間リゾートバイトで働いた時の仕事の探し方(体験談)についてここのリンクからチェックする事ができます。
ビザ延長のための手続き
ビザ延長のための手続きは、基本的にオンラインで行われます。延長申請を行う際には、ペイスリップや雇用主の証明書など、実際に働いたことを証明する書類を提出する必要があります。また、申請書を提出する際に、申請料がかかりますので、その点も忘れずに準備しておきましょう。
ビザ申請のタイミングも重要で、ビザが切れるギリギリに申請を行うのではなく、余裕を持って手続きを進めることをお勧めします。申請が遅れると、ビザが切れる可能性もあるため、スケジュール管理には十分に注意が必要です。
まとめ
オーストラリアでのワーホリビザ延長は、指定地域や仕事で一定期間働くことで可能です。ファームやファクトリー、ホスピタリティといった仕事があり、特に自分に合った仕事を選ぶことが、延長に成功するためのポイントです。
私自身、指定地域のホスピタリティでペイスリップを集め、無事にビザ延長を達成しましたが、仕事や地域によっては大変さを感じる人もいるかもしれません。とはいえ、ビザ延長によって、オーストラリアでの滞在期間を延ばし、さらに多くの経験を積むことができるチャンスです。
自分に合った仕事や場所を見つけ、オーストラリアでのワーホリライフを充実させましょう!

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