オーストラリアでワーキングホリデーや留学をしていると、現地で稼いだお金を日本へ送金する必要が出てくることがあります。例えば、オーストラリアで得た収入を日本の家族に送金したい場合や、将来のために日本の銀行口座に貯金しておきたい場合などが考えられます。このような場面で役立つのが「Wise(旧TransferWise)」です。今回は、私自身の経験を交えながら、Wiseを使ってオーストラリアの口座から日本の口座へスムーズに送金する方法をご紹介します。
1. なぜWiseがおすすめなのか?
Wiseは、低コストかつ効率的な国際送金サービスとして多くのユーザーに利用されています。従来の銀行を通じた国際送金に比べ、Wiseを使うと送金手数料が安く、為替レートも非常に良心的です。以下に、Wiseを使う主なメリットをまとめてみました。
1.1 低い送金手数料
従来の銀行を通じた国際送金は、手数料が高額になることが多いです。送金額や銀行によっては数千円から1万円近く手数料がかかる場合もあります。一方で、Wiseは透明な料金体系で、手数料が低く抑えられているのが特徴です。送金手数料は送金額や送金通貨によって異なりますが、オーストラリアドルから日本円への送金では比較的安価に送金できます。
1.2 優れた為替レート
Wiseでは、送金時に適用される為替レートが、銀行のレートに比べて非常に良心的です。銀行は通常、市場レートに上乗せして手数料を取りますが、Wiseは中間の為替手数料がなく、市場レートに近いレートで送金が行われます。これにより、送金額が多くなるほど、銀行を使うよりも大きな金額が節約できます。
1.3 シンプルな手続き
Wiseの操作は非常にシンプルで、オンライン上で全て完結します。特に現地にいながらも手続きが可能で、日本への送金を素早く行うことができます。また、Wiseのアプリを使えばスマートフォンからも簡単に操作できるので、どこにいても送金がスムーズに行えます。
2. 私がWiseを使い始めたタイミング
私がオーストラリアで稼いだお金を日本へ送金しなければならなくなったのは、現地に到着して半年以上経った頃のことです。それまでオーストラリア国内で生活費をまかなっていたため、日本への送金は特に必要ありませんでした。しかし、ある時、急に日本の口座に資金を振り込む必要が出てきたため、Wiseを使い始めました。
その際、私はまずWiseにアカウントを作成し、オーストラリアの銀行口座を登録しました。その後、日本の銀行口座を送金先として追加し、送金手続きを行いました。最初の送金はスムーズに行われ、思ったよりも早く手続きが完了しました。
3. Wiseを使ってオーストラリアから日本へ送金する手順
ここでは、Wiseを使ってオーストラリアの銀行口座から日本の銀行口座へ送金する具体的な手順を説明します。
3.1 Wiseのアカウント登録
まず、Wiseの公式サイトまたはアプリからアカウントを作成します。アカウント作成には、メールアドレスや電話番号の入力が必要です。また、アカウントを有効化するために、パスポートや運転免許証などの本人確認書類の提出が求められることがあります。
3.2 オーストラリアの銀行口座を追加
次に、送金元となるオーストラリアの銀行口座をWiseに追加します。Wiseは多くのオーストラリアの銀行と連携しており、簡単に口座情報を登録できます。オーストラリアの銀行口座の情報として、BSB(銀行コード)や口座番号を入力するだけで完了します。
3.3 日本の銀行口座を送金先として追加
続いて、日本の銀行口座を送金先として追加します。日本の銀行口座を登録する際には、銀行名や支店名、口座番号などが必要です。また、日本円(JPY)での送金を選択することも忘れずに行いましょう。
3.4 送金額と手数料の確認
Wiseの使い勝手が良い点の一つは、送金額と手数料が一目でわかるところです。送金額を入力すると、リアルタイムで適用される為替レートや、実際に日本の口座に着金する金額が表示されます。手数料も明確に表示されるため、送金前に総コストを把握できるのが安心です。
3.5 送金の実行
送金額や口座情報を確認したら、送金を実行します。Wiseはオーストラリアの銀行口座から指定された金額を引き落とし、日本の口座に振り込む形で送金を行います。送金が完了すると、メールで通知が届くので、送金状況を確認できます。
3.6 送金の完了
送金が完了すると、日本の銀行口座に着金します。送金スピードは通常1~2営業日程度で、銀行の営業日に左右されますが、非常に迅速です。また、送金が完了した際には、Wiseのダッシュボードやアプリ上でも確認できるので、安心して利用できます。
4. 緊急で送金が必要でないなら焦らなくてもOK
私自身の経験から言えるのは、特に日本への送金が急ぎで必要でない場合、Wiseのアカウントを渡航後すぐに作成する必要はないということです。私は、現地に到着して半年ほど経ってから日本の口座へ送金する必要が出てきたため、そのタイミングでWiseに登録しました。
現地での生活費が問題なく賄えている場合や、特に日本に送金する予定がない場合は、焦って登録する必要はありません。ただし、もし急な事態に備えて準備をしておきたい場合や、日本の口座へ定期的に送金したいという場合は、早めにWiseのアカウントを作っておくと良いでしょう。
まとめ
オーストラリアで稼いだお金を日本に送金する際、Wiseは非常に便利なツールです。低い手数料と優れた為替レートで、効率的にお金を送金することができます。私自身も実際に利用しており、初めての送金もスムーズに完了しました。日本へ送金する必要がある際には、ぜひWiseを活用してみてください。

コメント